十王町は、小田原城絵図の一つである「万治図」(1660年)に初めて地名が見られます。この地名の由来は、この地が教徳寺の門前で同寺に十王像(死者のさまよい行く世界でその者の生前の罪を裁く10人の王をいい、その像)が安置されていたからといわれています。 また、この付近の武家地を含んで「抹香町」ともいいました。この地名は、小田原城絵図に表示がなく、明治以後の記録にはじめて見られます。 この地名の由来は、近くに十王堂(閻魔堂(えんまどう))やお寺が多く、線香のけむりが絶えなかったことによるといわれています。
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